Webライター育成

ランサーズの悪質なクライアントや案件を見破る方法【実体験も紹介】

ランサーズなどのクラウドソーシングは、初心者でも手軽に利用できて便利です。

反面、ライターを食い物にする悪質な案件もあり、なかには個人情報を盗むスパム案件まで存在します!

今回は、そんな悪質案件を見破る方法を解説するとともに、私が遭遇した事例もご紹介します。

 

怪しいクライアントや案件を見破る方法

 

怪しいクライアントや案件を避けるためには、それぞれの特徴をつかむのが大切です。

  • 本人確認が終わっていないクライアントは要注意
  • 発注率と評価をチェックする
  • 報酬が安すぎる・高すぎる案件は無視する
  • ランサーズ以外でのやり取りはなるべく避ける
  • 対応が雑なクライアントは避ける
  • レビュー記事・商品購入・サービス登録系は無視する

6つのポイントを順番に解説します。

 

本人確認が終わっていないクライアントは要注意

 

 

本人確認が終わっていないクライアントには注意しましょう。

本人確認は身分証をランサーズに送信する手続きですが、それが終わっていない = やましい理由があると考えられます。

特に法人を名乗るアカウントで、本人確認が終わっていないものはかなり怪しいです。

発注率と評価をチェックする

 

 

発注率が低い = クライアントが提案を受諾する確率が低いです。

提案する際は、発注率60%以上のクライアントにするのがポイントです。

それ以下だと、提案文を送っても無駄に終わる可能性が高いのでスルーしましょう。

 

評価の数字部分をクリックすると、以下の評価コメントが表示されます。

 

こちらも評価が低い・ネガティブなコメントがある場合は提案を見送りましょう。

またレビュー評価が高くても、感謝のコメントが少ないクライアントは避けるのが無難です。

(当たり障りなく☆5を送信しているだけの可能性が高い)

報酬が安すぎる・高すぎる案件は無視する

 

ランサーズではクライアントが案件を出した際、仕事内容と金額の釣り合いが取れているかAI判定を行っています。

「市場価格と相違」と表示されている案件は、適切な仕事量・報酬でない可能性があるのでスルーして下さい。

 

 

検索ページ左側の「仕事ランク(AI判定)で絞る」で、「市場価格と相違」、「判定対象外」のチェックを外すと怪しい案件が表示されなくなります。

 

ただし、「優良価格」「適正価格」と表示された案件でもイマイチな時もあるので、初心者の場合は文字単価0.5〜1円を目安に案件を探しましょう。

ランサーズ以外でのやり取りはなるべく避ける

メルアドやSNSアカウントなどを聞かれた時は、きっぱり断りましょう。

万が一教えてしまうと、迷惑メールやマルチ商法の勧誘が来る可能性があります。

クライアントとの連絡は、ランサーズのメッセージ機能やChatwork・Slackなどの連絡ツールを使用するので、メルアドやSNSは必要ありません。

もし提示を求められたら、なぜ必要なのか聞いてみましょう。

対応が雑なクライアントは避ける

メッセージのやり取りが上から目線だったり、返信が遅いクライアントの案件には注意しましょう。

言葉のやり取りでストレスが溜まるだけでなく、マナーが悪いクライアントは報酬を支払わずトンズラする可能性もあります。

「なんかこの人嫌な感じだな」と思ったらすぐに退散して下さい。

レビュー記事・商品購入・サービス登録系は無視する

この手の案件は、利用規約に反している可能性が高いので要注意です。

不当な購入代行、ランサーズ以外での金銭取引など、関わったら貴方自信も痛い目を見ます。

もし案件受注後にこれらを依頼されたら、きっぱり断ったうえでランサーズに通報しましょう。

迷った場合はガイドラインを読もう

「応募したい案件があるけど、ちょっと怪しい気がする…」

判断に迷った時は、まずランサーズのガイドラインを読んでみましょう。

仕事依頼ガイドライン細則

利用規約

ランサーズにはびこる悪質案件のタイトル事例

悪質な案件は決まった募集タイトルを使用する場合が多いです。

それぞれの特徴を把握し、トラブルを未然に防ぎましょう。

「初心者・未経験者OK」・「スキルが身につく」

  • 【ライター初心者大歓迎☆】マニュアルを見ながらカンタン記事作成のお仕事!
  • 未経験者でもOK!ライティングを学びながらお小遣いが稼げます

 

これらは報酬が0.5円以下の超格安案件です。

ジャンルや文字数をタイトルに書いていない案件は、真っ先に怪しいと思って下さい。

安すぎる単価で依頼を受けても、執筆する側が疲弊するだけでいいことはありません。

「月収◯十万円以上!」と高単価アピール

  • 【在宅で月50万円】スピーディに記事を書ける方募集中!
  • 1記事5万!超高単価ライティング案件で積極採用!

 

架空の高単価をちらつかせて人材を募集する手法です。

このタイトルも、どんなジャンルを執筆するのか分かりません。

数字に惑わされずスルーしましょう。

「◯記事以上で昇給」「文字単価最大◯円」

  • 文字単価最大「2円」!たくさんのジャンルに挑戦したいライター募集
  • 1文字1.5円も可能!得意ジャンルで記事を書きたい方必見です!

 

こうしたタイトルの案件は、「スタートは0.2円です」「100記事投稿すれば1文字1円にアップします」と低単価で始まります。

正直、昇給されるまで執筆を続けるのも疲れるので、最初から単価が安定している案件を選びましょう。

筆者が体験した悪質案件をご紹介

募集タイトルに「文字単価1円」「お金に関する記事」「お金に関する資格を持つ方優遇」と書かれた案件に募集した時のお話です。

募集文にも詳細なジャンル(住宅ローン・貯金・資産運用など)とテストライティング報酬500円と書かれており、クリーンな案件だと感じました。

応募後にメッセージで、「このメッセージ欄に直接500文字以内のテストライティングを入力・送信して下さい」と指示され、言われたとおりに実施。

しかしその後。待てど暮らせど連絡が来ません!(2ヶ月未読のままでした)

メッセージでも「その後の選考はどうなっていますか」と訪ねましたが、更に2週間程経過してようやく既読が付きました。(返信は未だありません)

結局その案件を受注した形跡も無く、テストライティングの500円は未払いのままです。

たかが500円。されど500円。腹が立った私はランサーズに通報しました。

 

一見よさそうな案件でしたが、そのクライアントは

  • 本人確認が済んでいなかった
  • 評価と発注率が低かった(当時の発注率45%)

完全に地雷でした!(本人確認発注率の項目にあるスクショのクライアントですw)

 

これを機に、真っ先にクライアント評価を見るクセが付きました。

いくら募集文が魅力的でも、クライアント評価だけはごまかせません。

どうか貴方もお気をつけ下さい!

もし悪質な案件・クライアントに遭遇したら

 

万が一ハズレを引いた時は、こちらの解決法を試してみましょう。

  • ランサーズ事務局に報告…クライアントから不当な扱いを受けた時に相談
  • 消費者センターに相談…自分もランサーズの規約違反(ランサーズの外で取引)に該当している時に相談
  • 警察・弁護士に相談…事件性のある被害や、法的措置を取りたい重大な被害を受けた時に相談

 

自己防衛を徹底して案件を見極めよう

事前に悪質案件・クライアントを見破ることができれば、トラブルを最小限に防いで安全に仕事ができます。

万が一だまされた時でも、各相談場所を利用して身を守りましょう。

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