今回の記事では、私がマネーライターになってから実感した仕事の難しさや、大きなやりがいについてご紹介します。
金融業界経験者でセカンドキャリアに悩む人の参考になれば幸いです。

マネーライターの難しさ3選
マネーライターの活動を通して、辛い・厳しいと感じたことはこちらの3点です。
【マネーライターの難しさ3選】
- 読者から批評される
- 100%正確な情報を執筆するプレッシャー
- ファクトチェックの手間がかかる
それでは詳しくご紹介します。
読者から批評される

Yahoo!ニュースに配信された自分の記事にガッツリ批評が書かれている時は落ち込みます。
「読みにくい」「書き方に語弊がある」といった批評は素直に受け止めてスキルアップにつなげる努力をします。
一方、自分ならこう書く!というエゴが透けて見える意見もあり、見ていて疲れる時もしばしば。
批評は全て受け止めなくてよいと身を持って学びました。
100%正確な情報を執筆するプレッシャー

マネー系記事の執筆で最も重要なポイントは、「100%正確な情報を提供する」ことです。
生活の根幹であるお金の情報が誤っていると、誰かの人生を損なう可能性があります。
私自身も誤った情報を記載した経験があります。すぐにメディアに記事の修正を以来しましたが、本来あってはならないことです。
また初心者向け記事の場合、かみ砕いだ内容で正確な情報を伝えるスキルが必要です。
マネー系記事の執筆には大きな責任が伴うと身を持って実感しました。
ファクトチェックの手間がかかる

記事作成に慣れていない頃は、調査した情報の正確性を検証する「ファクトチェック」の作業に手こずりました。
例えば銀行HPに、国の制度改正に関する情報が掲載されていたとします。すると、その情報の出処(一次情報)を調査し、真偽を確かめなければなりません。
マネー系記事の場合、一次情報の多くは官公庁HPに掲載されていますが、専門用語や分かりにくい表現が多く検証作業が難航しました。
工夫次第でファクトチェックの時間は大幅に短縮できますが、慣れないうちはとてもしんどい作業です。
マネーライターのやりがい3選
大変な場面も多いマネーライターですが、その分大きなやりがいもあります。
私が感じたやりがいはこちらの3点です。
【マネーライターのやりがい3選】
- 誰かの暮らしに役立っている実感を持てる
- 専門家としてクライアントから重宝される
- 文字単価が上がりやすい
それぞれの項目を詳しくご紹介します。
誰かの暮らしに役立っている実感を持てる
世の中には様々なお金の悩みを抱えている人がいます。
そうした人達のお役に立てる情報を発信することで、社会貢献している実感が持てるようになります。
たとえ同じ題材の記事が既に出回っていても、違う切り口で執筆すれば新たな知識が広まり、より一層読者の生活に貢献できるのです。
多くの人に役立つ記事を届ける。これぞマネーライターとして最大のやりがいです。
専門家としてクライアントから重宝される

マネーライターの難しい所は「専門知識」と「ライティングスキル」の両立です。この2点を評価されると大変嬉しい気持ちになります。
一見、金融の専門知識があれば記事は書けそうですが、商業ライティングのスキルがないと案件の獲得は難しいです。
その点、クライアントから評価を得る = 専門家兼ライターとして認められたことになり、大きな喜びを感じられるのです。
文字単価が上がりやすい

クライアント評価に通じる部分ですが、マネー系案件は高単価につながりやすいです。
たとえライティング初心者でも書き方さえ覚えれば、文字単価1円程度の案件はすぐに獲得できます。
またクライアントから評価された時に文字単価交渉をすれば、継続案件で収入を上げることも可能です。
評価された分だけしっかり稼げるため、モチベーション高く作業ができるのです。
マネーライターには大きな責任とやりがいがある

マネーライターは責任とやりがいの大きさが同等であると思います。
ミスが許されない厳しさもありますが、クライアントや読者から評価された瞬間は得も言われぬ感動があります。
金融業界で培った経験や知識を活かして働きたい人は、是非マネーライターも視野に入れてみて下さい。